投資信託はリスクが選べるのか?という質問を知人からもらいましたので解説していきたいと思います。
先に結論から言うと、「投資先(ファンド)を自分自身で選択することから、リスクの大小を選ぶことが可能です。」
まだ経験がなく、これから投資信託をしようか迷っている方に向けて解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
お金の教養講座投資信託とは?
「投資信託」とは投資のプロ(以下ファンドマネージャー)に資金を預けて、運用してもらうことです。
ファンドマネージャーは、それぞれあるテーマに沿った運用を行うわけですが、投資家はそのテーマを自分自身で選んで投資していきます。このテーマに沿って資金を集める媒体を「ファンド」と言います。
投資家は各テーマの「ファンド」に資金を投資し、それを「ファンドマネージャー」がテーマに沿って運用していく。
投資信託のリスクは?
結論から言うと、「投資信託のリスクは選べます」
投資をするファンドを自分自身で選べることから、それぞれのリスクに合わせた運用が可能です。
ファンドのテーマは様々で、株式・リート(不動産)・債権・コモディティ(金や石油等)があり、それぞれに、国内・米国・先進国・新興国・全世界があり、ファンドの数は証券会社にもよりますが、2000以上(楽天証券)のファンドがあります。
その中で、リスクの大小が存在しますので、自分でリスクを選ぶことが可能というわけです。
リスクの大小をざっくり
投資の世界でリスクとは、値動きの幅を意味します。
リスクが高いということは、大きな利益も狙えるが、大きな損失も見込まれるといった感じです。
一般的に株式がもっともリスクが大きく、債券がリスクが小さいと言われます。(下図参照)
注意が必要なのは、リスクは国によって大きく変動するということ。
例えば、「新興国」をテーマにしたファンドは基本的にリスクが高いと覚えておきましょう。
逆に「先進国」をテーマにしたファンドでは、比較的安心して運用できるかと思います。
まとめ
もしリスクに悩んだ時のおすすめを紹介します。
1つ目は「全世界株式株式」のファンドです。
名前の通り、世界中の国々の株式に分散投資するファンドです。
注意として、約60%~約70%は米国市場に投資されます。これは、世界の株式市場の約60%~約70%が米国に集中しているということなので、米国の景気に成績が引っ張られやすい傾向にあるということです。
2つ目は「バランス型」のファンドです。
種類はいくつもありますが、全世界の全種類の資産に分散して投資するファンド等があります。
資産配分が様々で、中身を確認する必要はありますが、リスクの低いファンドが多いです。
注意として、手数料が高い「アクティブファンド」が多いので手数料には注意しましょう。
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