「これから積み立てNISAで投資信託へ」と思っている方に向けて、基準価額についてお伝えしたいと思います。
すでに色々調べている方でもよく勘違いされる内容ですので是非最後までご覧ください。
よくある勘違い
- 基準価額が高いファンドは人気がある・優秀。
- 基準価額1万円のファンドは最低1万円ないと買えない。
正しくは
- 基準価額はファンドの始まった時期等による為、それだけでは優劣はつけられない。
- 基準価額は、1万口当たりの値段なので1万口よりも少ない任意の金額から買える(証券会社によるが、最低100円から)
基準価額とは?
基準価額とは、そのファンドの1万口当たりの値段です。
純資産総額÷総口数×10,000=基準価額
投資家から集めた資金の総額(純資産総額)を総口数で割って1万をかければ基準価額となります。
純資産総額には資金の他に手数料や利益が含まれます。
基準価額が高いと人気があるんじゃないの?
この基準価額は、ファンドが運用され始めたときは1万口当たり10,000円で設定されますので、仮に現在12,000円のAファンドと10,000円のBファンドという、基準価額に開きがある2種類のファンドを比べようとしても、簡単に比べることができません。
例えばコロナショック前に始まったBファンドと、株価暴落しきった時に始まったAファンドとでは純資産総額に大きな差が出る為です。
当然、暴落しきったときに始まったAファンドでは、暴落を経験せずに経済が回復した恩恵だけを受けるため、大きな利益が出て純資産総額が増えます。その結果基準価額が高くなります。
一方暴落前に始まったBファンドでは、暴落時に純資産総額が大きく減り、経済回復後に元の価額まで戻っていきます。
この二つのファンドを比べるためには同じ期間の増減率を確認しなければ、ファンドのパフォーマンスを比較しなければわかりません。
そして、例に示したファンドがどちらも日経平均株価に連動した成績を目指すファンドであれば、大体同じパフォーマンスになるはずです。
つまり、基準価額だけでファンドの優劣はつけられないということです。
基準価額はファンドの値段だから高いと買えない?
前述したとおり基準価額は1万口当たりの値段ですので、もっと少ない金額から購入できます。
証券会社等にもよって種類がありますが、楽天証券では100円から購入可能です。
つまり、任意に金額で少額から始められるということです。
1万口当たり16,879円なので、1口当たり約1.6879円となります。
購入金額100円だと168.79口、端数は切り上げられて169口(※楽天証券)となります。
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ご覧いただきありがとうございました。
投資信託への投資を考えている皆様は、きっと積み立てNISAを検討されているのではないかと思います。
この積み立てを実行することで、購入基準価額のを徐々に平均化することができる為、資産を運用するうえで非常に有効な方法だと言えます。
詳しくはこちらをご覧ください。
もしあなたが株価などの高騰や暴落を読むことができるなら、別の方法で資産を運用した方が絶対にいいでしょう。
しかし、高騰や暴落を読む自信がなく、時間もなく、お金に働いてもらいたいと思うのであれば、積み立てNISAによる資産運用をお勧めします。
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